グレードによって何が違うのですか?
Expancelは膨張する温度域や粒子径によってグレードが分かれています。
それぞれの特性は外殻のポリマーや内包ガスの組成によって決定されます。
外殻ポリマーの主な成分はアクリル系樹脂から構成されており、炭化水素を内包したカプセルの構造となっております。
用途毎に推奨されるグレードがございますので、詳細はお問い合わせください。
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規格値のT-start、T-max、TMA-densityって何ですか?
Expancelの膨張特性の規格値はTMA(Thermo Mechanical Analysis)測定によって規定されています。
未膨張のサンプルに対して1分間に20℃のペースで昇温した際の膨張曲線を測定し、曲線の立ち上がり部分が「T-start」、
曲線の頂点が「T-max」、曲線の頂点での粒子の真密度が「TMA-density」となります。
TMA測定の概要を
こちら
でご参照頂けます。
また、粒子が膨張する際の挙動や粒子径および膜厚の変化は
こちら
をご参照ください。
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どれぐらい添加すればよいですか?
添加量は用途や最終的な目標となる密度によって異なりますが、一般的にはおよそ1%~10%が標準的な添加量になります。
Expancelは膨張すると嵩が60~200倍に膨張し、非常に低密度となるため添加量が多すぎると製品の物性を損なう可能性があります。
添加量は使用される場面によって様々ですので、詳細はお問い合わせください。
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どのグレードを使用すれば良いですか?
Expancelは用途の決まった添加剤ではありません。特性をどのように活用頂くかはユーザー様のアイディア次第です。
過去の実績から一般的によくお使い頂いている例は
こちらをご参照ください。
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EMCとはどのような製品なのですか?
一般的に常温乾燥の塗料などに使用いただくExpancelの乾燥/膨張済タイプがございますが、非常に低密度で軽量のため現場での
取り扱いが困難であるという課題がございました。これに対するソリューションとしてExpancelの粒子表面に微細な炭酸カルシウムをコーティングすることに
よりハンドリング性を向上させた製品がEMCです。
また、独自の加工方法によりロット間のばらつきの少ない安定した特性をもっております。
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グレードによって特性はどう違うのですか?
グレード毎に粒子径と密度が異なります。粒子径の大きいグレードはより外殻が厚いため圧力に対する耐性が強くなります。
よりスムーズな表面を求められる場合は小さい粒子径が好ましいです。
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炭酸カルシウム以外の無機物をコーティングすることはできますか?
対象となる無機物の大きさと形状によりますが、炭酸カルシウム以外の無機物をコーティングすることは可能です。
詳細はご相談ください。
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